支払いは必須だからこそ計画的に
税金、家賃、公共料金などは生活に必須の支払いですから、滞納をすることは避けなければいけません。支払えないと当然生活に与える影響は大きなものですが、それにもまして失ってしまった信用を取り戻すのは困難です。
クレジットカードであれば支払遅延は信用情報に響きますし、税金や公共料金の場合は督促が厳しいです。支払を計画的にしていればこのようなことにはなりません。
どんな支払も同じですが、給料など月に1度、定期的に入るほぼ定額の給料から支払をするのであれば計画性は欠かせません。もちろん収入が不定期で不安定な収入であればなおさらです。
金額がわかっている税金などの支払いならば常に前倒しでの納付を心がけ、毎月の請求額がほぼ一定額の光熱費なども予想される金額を確保しておくことも忘れずに。
支払日を意識しよう 前日にチェック
このような支払は支払日が決まっています。支払日と支払金額はあらかじめわかっているはずですから、資金準備が欠かせません。
自動引き落としであれば支払日を意識していないと、支払額が口座に残っていなかったということになります。引き落としができていないと督促が来てから初めて気が付く人も少なくありません。
このようなことにならないためには、支払日前日に口座残高を必ずチェックすることが必要です。
いつも残高維持を心がけていれば間違いのでしょうが、ただ、収入と支出がギリギリという生活が続いていればそうもいきませんよね。
現状では支払が難しいなら

公共料金、家賃などの支払が遅れそう、又は資金が足らなくて支払ができないという場合は、期日前に相談することが必須になります。
相手の立場になってもらえばわかるでしょうが、期日を過ぎてから「支払いできませんでした」と言われると「なぜ?早く言ってよ~」ってなりますよね。支払は自分の義務ですから、それを果たせないなら早めに相談することが筋でしょう。
また、相談の際には、いつまでに支払ができる、又は分割でこのように支払いたいという計画を明示することも大切です。これをしないまま、ただ単に「お金がないから払えません」というだけでは意味がありません。
滞納しそうならすべきこと

では、お金がなくて口座残高が不足している、このままでは引き落としにならない、滞納になってしまうとしたらどうすればいいのでしょうか。
まず、支払日に残高不足で引き落としがされないと気が付いたら、すぐに自分から先方に連絡をすることがおすすめです。
どうしようもない時の対処法

引落できない代金を改めて支払うことができれば、何事もなかったように問題は解決するでしょう。税金も公共料金も、最初の滞納で支払が早ければ特に問題視されないことが多いです。家賃も同じでしょう。
ただ、問題なのは現状すでに多重債務の状態という方。収入はほぼ借金の返済に回してしまい、それでもう精いっぱいで、公共料金などの支払いは無理というケースの方の場合。
このような現状にある方は、先方にお知らせして終わりというわけにはいきません。いつまでに入金しますと約束して払えないのであれば、また別な対応が必要です。
減らせる借金もあります
支払う予定を立てようにも貯蓄もなく支払えるだけの収入のあてもなければ仕方ありません。もちろんこれ以上借金を増やすことは考えないでください。「借りて返す」の自転車操業は借金地獄の始まりです。
そのような無理をせずに債務整理を検討する段階です。債務整理とは法的な手続きで借金の減免をすることです。ただし注意しておきたいのは債務整理で借金を減額することができたとしても、税金と公共料金は支払が免除されることはありません。
光熱費などの公共料金、そして税金についても債務整理後も支払いの義務が残ります。あくまでも自分が借りたお金、つまりクレジットカードの利用残高や消費者金融の債務については債務整理で減らしたりなくすことができます。
債務整理の方法にはいろいろありますが、公共料金、税金の滞納状況も含めて弁護士、司法書士など専門家に現状を相談してください。現在はほとんどの専門家は借金問題での相談は無料でできます。
税金と公共料金は対象外
税金や公共料金は債務整理の対象外です。破産法や民事再生法でも、税金や公共料金は債務カットの対象外としています。
ただ、債務整理後に税務署などで相談することで、現実的な支払計画を立てることは可能でしょうこのあたりの話も債務整理をの専門家である弁護士、司法書士に現状を正直に相談して解決しましょう。
税金、家賃、公共料金などは一度滞納すると支払の督促が厳しいものです。しかも、家賃の滞納は住居の立ち退きにつながります。
あなたの借金返済状況に応じてケースバイケースでの対処法、
どうしても返せなくなった時にどうしたら良いのかを紹介しています。
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